40回超えの早替りは必見!

2015.01.21

2月の博多座(福岡市)に、市川染五郎が『伊達の十役』でお目見え。善悪男女十役を演じ分け、驚異の早替りで魅せる復活狂言の名作が、博多座に初登場する。

二月花形歌舞伎『伊達の十役』©永石勝

昨年5月に東京の明治座で絶賛を得た作品であるだけに、舞台機構が充実している博多座での公演に、期待が高まっている。

三代目市川猿之助(現・猿翁)が、昭和54年(1979年)に164年ぶりに復活上演した幻の作品『伊達の十役』。御家横領を企む仁木弾正の物語を軸に、市川染五郎が善悪男女の十役を、四十数回の早替りと宙乗りで見せる、歌舞伎の醍醐味がこれでもかと詰まったスペクタクル大作となっている。

序幕から圧巻の早替りや二幕目のだんまりなど趣向を凝らした見どころが続き、三幕目の乳人政岡が我が子を犠牲にする悲劇の物語はこの作品に奥行きを与える。その後には幻想的な「宙乗り」、さらに四幕目の裁き役の細川勝元が爽やかな弁舌をふるう場面でのあざやかな台詞の応酬は、俳優の力量が発揮されるところである。演目の最初に、市川染五郎自ら十役と作品を口上で解説する趣向も見どころの一つ。

また、博多座では2月11日を「着物の日」とし、この日に着物で観劇された方には博多座からプレゼントが、そして2月14日のバレンタインデーには、当日観劇のした方の中から抽選で出演者にチョコレートを直接渡せるスペシャルイベントも用意している。お目当ての出演者がいるファンはもちろん、そうでなくてもなんとも心浮き立つイベントである。

出演は市川染五郎 片岡孝太郎 市川右近 尾上松也  片岡秀太郎 ほか。

チケットは好評発売中。チケット取り扱いは博多座オンラインチケット及び博多座電話予約センター(092-263-5555)まで。


二月花形歌舞伎『伊達の十役』

作:四世鶴屋南北
脚本演出:奈河彰輔
演出:市川猿翁
日程:2月4日(水)~26日(木)※詳細なスケジュールは公式サイトをご確認ください。
会場:博多座(福岡市博多区下川端町2-1
料金:A席14,500円、特B席11,000円、B席8,000円、C席5,000円

【関連サイト】
博多座

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
※記事初出時、電話番号に誤りがありました。お詫びして訂正します。

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