田原工業高校が自信作を再演、3都市ツアー

2016.06.07

田原工業高校(宮崎)が『二万七千光年の旅』(作:野田秀樹、演出:永山智行(劇団こふく劇場))を三股・北九州・京都の3都市で上演する。

田原工業高校『二万七千光年の旅』

あのとき

いま

とけるほど
ちぎりあう
その日
その劇場で

1972年、ウルグアイのモンテビデオからチリのサンチャゴに向かった飛行機がアンデス山中に墜落、乗客45名のうち32名が生き残って遭難、最終的に救出された16名の生存者は人間を食べて生きながらえたという実際に起きた事故をモチーフに、野田秀樹が1980年に書いた本作。15人ほど出演する本作を、2名の出演者で演じきる。

本作に向けた意気込みを、主宰の田原遥海は次のように語ってくれた。

田原工業高校主宰の田原遥海です。今週末に宮崎県三股町で本番を迎える『二万七千光年の旅』、今回再演に至った経緯というか理由なのですが、単純に、もっとたくさんの人に観てほしい!と思ったからです。一度の上演では足りないくらい、強い思い入れと自信のある作品です。

演劇公演にたずさわると、いつも不思議な気持ちになります。はじめはたった一人の頭の中の小さな思いつきとか、そんなものが、少しずつ他人を巻き込んで、そうしてたくさんの人の手でつくられたものがもっとたくさんの人の思い出になっていくのです。すごくないですか?

普段のわたしは、一人ぼっちでいる時間がほとんどです。何をするにも、どこに行くにも一人。さびしくて、やってられるかという気持ちになることもけっこうあります。でも今、そんなわたしの思いつきのために、たくさんの人が力をかしてくれています。公演を待つお客さんたちが自分のスケジュールに「田原工業高校」を入れてくれています。ぜったいに損はさせまいという気持ちです。

『二万七千光年の旅』の台詞はまるで詩のようで、ただ読むだけではよく意味がわからないのですが、演じていると不思議と、自分の心の奥にあるものと深くつながる瞬間があります。たとえば一人の夜に、生きていくことについて考え込んだりするとどうしようもない暗い気持ちになってしまいがちですが、こうしてお芝居の中で、みんなといっしょに今生きていることを思うと、少しだけ自分のことをいとおしく思えたりするものです。観にきてくれた人たちにとっても、そんな時間になったらいいなと思っています。

長くなりましたが、座組み一同、みなさまのご来場を心からお待ちしております!

出演は、脇内圭介(飛ぶ劇場)、田原遥海(田原工業高校)。また、「ご当地ゲスト俳優」として三股公演に池田孝彰(劇団イキナコッセン)、北九州公演に森川松洋(バカボンド座)、京都公演に大原渉平(劇団しようよ)が出演する。

料金は一般1,800円(当日2,000円)、大学生以下1,500円(前売・当日とも)。

予約・お問い合わせはTahara_Kogyo@softbank.ne.jp(田原)、080-3993-3142まで。


田原工業高校『二万七千光年の旅』

作:野田秀樹
演出:永山智行(劇団こふく劇場)
料金:一般1,800円(当日2,000円)
   大学生以下1,500円(前売・当日とも)

【三股公演】
日時:2016年6月11日(土)18:00
        12日(日)14:00
   ※アフタートークあり
会場:M★うぃんぐ(宮崎県北諸県郡三股町樺山4425 JR三股駅構内)

【北九州公演】
日時:2016年6月28日(火)19:30☆
        29日(水)14:00/19:30☆
   ☆はアフタートークあり
会場:engel カフェ&フリースペース(北九州市小倉北区大門2-7-5)

【京都公演】
日時:2016年7月2日(土)18:00
        3日(日)14:00
   ※アフタートークあり
会場:KAIKA(京都市下京区岩戸山町440 江村ビル2F)

【関連サイト】
田原工業高校
田原工業高校(Twitter)

※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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