日韓の演劇交流、HANAROプロジェクト第三弾

2016.06.27

HANARO project(福岡)が『ひと部屋の教会』(作:日下部信、演出:木村佳南子/ジュ・ヘジャ)を6月30日(木)~7月3日(日)、福岡市博多区祇園町のぽんプラザホールで上演する。

HANARO project vol.3『ひと部屋の教会』

ある町のある雑居ビルにあるキリスト教会に、神学校を卒業したばかりの女性伝道師がやってきた。不妊治療中の夫婦やクールな女性経営者、現在無職の青年など教会に通う信徒たちが現れ、次々と問題が起こる。彼女にとって思わぬ神様からの試練。現代の複雑な世の中で「生きる力」とは何か。教会内部こそ社会の縮図であり、人間の不完全さが喜劇的に浮かび上がる。

HANARO project vol.3『ひと部屋の教会』 HANARO project vol.3『ひと部屋の教会』

日本と韓国の演劇的文化交流を図るHANARO project。去る6月16日(木)〜19日(日)には、韓国釜山での公演を行った。今回は、劇団轍WaDaChiの日下部信による新作短編戯曲を日本チームと韓国チームがそれぞれ上演する。プロテスタントの教会内で起こる出来事を描いた本作で、日韓それぞれの演技や演出にどのような違いがあるのか。キリスト教徒信者数は、仏教を凌ぎ信者数一の韓国、かたやキリスト教信者数が数%の日本。この事実を対比した作品内容は、ひとつの演劇作品を通して宗教観や国柄、国民性にまで踏み込んでいると言えよう。1回の公演で、日本語版、韓国語版それぞれ約1時間の2作品を上演する。

日本語版の演出を担当する、木村佳南子(非・売れ線系ビーナス)からコメントが届いた。

先々週、無事に釜山公演が終了しました。一つの戯曲を、二つの文化・言語を通して創作した作品を、お互い観ることできて、本当に刺激的でしたし、釜山チームの演出、ヘジャさんとも、どういう点を取っ掛かりにしたのか、お互いのどこかが気になるか等を話すことができて楽しかったです。各役者陣も同じように、一つの役について話し合う姿が見られました。この企画は、交流を最大の目的としていますが、戯曲を共通項にしただけでは、まだまだ交流したとは言えないと思います。釜山での一週間は、お互いの作品を創作する時間を過ごしていましたが、見せ合いながら、話し合う機会を得られたのは、作品を通しての交流をスタートさせたんだと思います。この第三回の作品から、さらにHANAROprojectの地盤が固まるような福岡公演になりますように。両チームの『ひと部屋の教会』を、是非是非お楽しみください。

出演は、日本語版福岡チームに山下晶(グレコローマンスタイル)、酒瀬川真世、中村公美(CAPRI)、富田文子、君島史哉(演劇ユニットそめごころ)。韓国語版釜山チームにパク・チャニョン、ヤン・ジウン、オム・ジョン、キム・アルム、ソ・ヒジョン、キム・ジェヒョン。

チケットは前売2,500円(当日3,000円)、学生1,800円。ローソンチケット(Lコード:82996)、メールhanaroproject3@gmail.comでの取り扱い。

お問い合わせはアートマネージメントセンター福岡092-752-8880、hanaroproject3@gmail.comまで。


HANARO project vol.3『ひと部屋の教会』

作:日下部信(劇団轍WaDaChi)
日本語版演出:木村佳南子(非・売れ線系ビーナス)
韓国語版演出:ジュ・ヘジャ(劇団「俳優と観客そして空間」代表)
日時:2016年6月30日(木)19:00
       7月1日(金)14:00/19:00
        2日(土)14:00
        3日(日)14:00
会場:ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)
料金:前売2,500円(当日3,000円)
   学生1,800円

【関連サイト】
HANARO project vol.3『ひと部屋の教会』(Facebook)

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※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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