ショーマンシップが博多仁和加を舞台化

2017.04.22

劇団ショーマンシップ(福岡)がロック版唐人歌舞伎『THE NIWAKA~ふてえがってえ男の話~』(作:生田晃二、演出:仲谷一志)を5月8日(月)~16日(火)、福岡市中央区唐人町の甘棠館Show劇場で上演する。

劇団ショーマンシップ ロック版唐人歌舞伎『THE NIWAKA~ふてえがってえ男の話~』 劇団ショーマンシップ ロック版唐人歌舞伎『THE NIWAKA~ふてえがってえ男の話~』

福岡市無形民俗文化財に認定され、まさに町人文化の「博多仁和加」は大正から昭和のはじめに人気を博していた。その第一人者の生田徳兵衛は東京で落語、大阪で喜劇を学び、芸の基礎を作り、父の跡を継ぎ二代目徳兵衛として活躍。歌、三味線、踊りもたくみで、海外公演も行う技量、人気があった。徳兵衛の生涯を描きながら、戦後GHQの検閲対象となり一時期アメリカで保管され、現在早稲田大学の演劇博物館に保存されていた当時の段もの仁和加の脚本の中から『電話室』と『日本晴れ』を上演する。

『電話室』
放蕩者の伊三郎がこしらえた借金を返さんと、馴染みの芸者・お花が金を無心した相手は実は……。伊三郎とお花、叔父夫婦が織りなす喜劇。

『日本晴れ』
戦後間もない農村。人の為とはいえ、傷害罪として刑務所へ行った青年。出獄して真人間として働こうとしたが、前科者あつかいされ、世間は冷たかった。荒れた生活を送る青年だが、兄弟の如くしていた友の友情で立派に更生する。友は青年の事を思い、妹を妻にやり、目出度い実を結ぶ。涙あり、笑いありの一幕モノ。

上演にあたり、演出の仲谷一志と脚本の生田晃二からメッセージが届いた。

仲谷一志

この作品を創るきっかけは座付作家生田晃ニの先祖が博多仁和加の第一人者「生田徳兵衛」であったこと、そして今年が徳兵衛没後50年であったことから始まりました。しかし我々が、ただ仁和加を創ることには抵抗がありました。「若い役者が演じること」で「偽物」になることを恐れました。しかし「博多仁和加振興会」の方々との出会いやご支援やご指導が、その不安を払拭してくれました。逆に「若い役者が演じること」を振興会の会長さんや理事長さん、が喜んで下さったからです。
また、今回、東雲堂さんの「二◯加煎餅」とコラボして作った「ショーマンシップ版二◯加煎餅」を会場で販売させて頂きます。
そして、「博多どんたく」は劇団で「どんたく隊」を結成して演舞台をまわり、博多仁和加振興会の「パレード」にも参加させて頂く予定です。
少し、おこがましい表現かもしれませんが、ひょっとしたら、この作品を通して「博多の劇団」という看板を頂けたような気がしています。ですから「博多」に撤退的にこだわった芝居でありたいと思い、その町人文化を一番感じることが出来る「博多弁」を駆使した芝居になっています。
ロック版唐人歌舞伎の仁和加。博多弁のロックミュージカルで、徳兵衛の活躍した時代と現代を行き交う「想い」と今を生きる博多仁和加が飛び交う舞台!
人が社会で生きる為に「飲み込んでいる想い」。それを吐き出す役割りも芸能にはあるのかなぁと、この芝居を創りながら感じています。この芝居を観たあとは「博多」と「自分のこと」を好きになってもらえたら嬉しいです。

生田晃二

博多にわかとは、福岡市無形民俗文化財に認定されいる伝統芸能です。その起源には諸説ありますが、博多にわかが最も人気があったのが、明治後期でした。その時期のみ、職業としての博多にわか師が成立していたのです。
その博多にわか師で最後の名人と呼ばれたのが、今年没後50年になります、生田徳兵衛です。福岡だけに留まらず、大阪、東京はもちろん、台湾やハワイ、アメリカでも公演を行いました。戦争が無ければ、もっと評価されていたかもしれない人物です。
その彼が書いた段物にわかが復活します。しかも、それを脚色するのが彼の血を引きます。劇団ショーマンシップの座付き作家、生田晃二です。子孫の手によって、現代劇、そしてミュージカルになって甦る段物にわか。面白くないわけありません。

出演は、仲谷一志、古澤大輔、東沙耶香、原岡梨絵子、寺崎索、平義隆、中野隆、山浦奈美、内山侑香、山口泰弘、東島弘典、中野凱、村田顕人、平岡七海、八尋由貴(東宝芸能エンターテイメント事業部)、SO(アクションチームJ-ONE)、今川梨香(フリー)。

チケットは一般前売3,000円(当日3,500円)。ローソンチケット(Lコード:83675)、チケットぴあ(Pコード:457-327)、e+、劇団ショーマンシップチケット予約フォームでの取り扱い。

お問い合わせは092-716-3175(劇団ショーマンシップ)まで。


劇団ショーマンシップ ロック版唐人歌舞伎『THE NIWAKA~ふてえがってえ男の話~』

作:生田晃二
演出:仲谷一志
日時:2017年5月8日(月)~16日(火)※詳しいスケジュールは公式サイトをご確認ください。
会場:甘棠館Show劇場(福岡市中央区唐人町1-10-1-2F)
料金:一般前売3,000円(当日3,500円)

【関連サイト】
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※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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