劇団しようよ全国ツアーは、代表作『パフ』のリクリエーション

2018.10.07

劇団しようよ(京都)が2018年本公演全国ツアー『パフ』(作・演出:大原渉平、音楽・演奏:吉見拓哉)を11月3日(土・祝)~5日(月)に北九州市八幡東区枝光本町の枝光本町商店街アイアンシアターで、11月9日(金)~11日(日)に那覇市銘苅のアトリエ銘苅ベースで上演する。

劇団しようよ 2018年本公演全国ツアー『パフ』

京都を拠点に活動する劇団しようよ。ピーター・ポール&マリーの「Puff, the Magic Dragon」(※1)をモチーフとして2014年に創作された代表作『パフ』を、反映した内容に書き換え、京都、東京、北九州、沖縄の4都市で上演する。京都公演を終え、現在東京公演中の劇団しようよ。作・演出の大原渉平に、作品や劇団について聞いた。

※1)ピーター・ポール&マリーの「Puff, the Magic Dragon」
1960年代アメリカのトリオフォークグループ。反戦のメッセージソングを全世界に送り出した。「Puff, the Magic Dragon」は不老のドラゴン「パフ」と少年ジャッキー・ペーパーとの交流と別れを描いており、NHKの「おかあさんといっしょ」でも使用された。

劇団しようよ 2018年本公演全国ツアー『パフ』(撮影:脇田友) 劇団しようよ 2018年本公演全国ツアー『パフ』(撮影:脇田友)

ー台風上陸と抗えないアクシデント(※2)もありましたが、まずは京都公演お疲れ様でした。公演を終えての手応えを聞かせてください。

いろんな地域の出演者を寄せあつめ、3週間という少し短い稽古期間でしたが、無事走り終えることができ、なんとか作品をまとめられました。これまでの劇団しようよで一番よかったという声をたくさん頂いたので自信に繋がりました。台風もそうですが、拠点である京都でもっとお客さんに観に来て欲しかったです。

※2)台風上陸と抗えないアクシデント
台風24号の上陸に伴い、9月30日の公演を中止して10月1日に振り替え公演を行った。

ー劇団しようよはどのような劇団でしょうか?

楽器の生演奏を用いて、「人の出会いと別れ」のようなことをずっと描いています。今年で旗揚げをして8年目の京都の劇団です。そういえば、旗揚げ当初はメガホンとエレキギターで叫び散らして失恋の悲しみを題材にした作品を、京都の路上で発表していました。いまはだいぶ作風が変わったと僕は思ってるのですが、そういう人間の小さな感傷を大事にして作品を作ってます!

ー今回の『パフ』はどのような作品ですか?

ピーター・ポール&マリーの名曲「Puff, the Magic Dragon」をモチーフにした、「老い」と「自由」の物語です。とくに、歌詞の3番に、強く僕は惹かれていて。「年をとらない竜とは違い、ジャッキーはいつしか大人になり」という部分が、逆らえない運命・時間というものを感じます。そこから物語を膨らませていきました。 あらすじとしては、「沈むことが決まった、とある島」の残された若者と住み続けるお年寄りの物語です。竜は出てこないですが、「Puff, the Magic Dragon」の歌詞を思いながら見てもらえたらより楽しめるかもしれません。

ー今回の作品をなぜ再演しようと思ったのでしょうか?

4年前に上演したときからぜったい4年後くらいに再演しよう! と勝手に決めていました。それくらい自信のある作品だったんです。でも今回の2018年版の『パフ』はリクリエーションということで一から台本を書き直しました。なので再演と言いながら、コンセプトを引き継いだ“新作”です!

ーリクリエーションにあたって2014年版と大きく変わったところはどこですか?

2014年版は「災害」が大きなモチーフだったのに対して、今回はあまりそのような部分を中心に描いていません。個人個人が年をとってゆくことや、自分に許された自由、のような誰しも向かい合うべきものをテーマに描き直しました。地味かもしれませんが、骨太な物語になったと思います。

ー最後にmola!をチェックしている方へメッセージを!

僕は、小説や漫画、アニメや映画とはまた違った、演劇でしか感じ取ることのできない(その場に観客も立ち会ってるという意味で)、優しさとか・空気の気まずさとか、後味の悪さとか、さびしさとかそんな部分を信じています。今回の劇団しようよはスタンダードな会話劇なのですが、きっと楽しんでもらえると思います。僕にとって切実なたくさんの問題を描きました。なので、見に来て下さる人達にとっての切実な問題にすこしでも結びつくことができたら嬉しいなと思います。


出演は、西村花織、藤村弘二、大原渉平、吉見拓哉、川上唯、森岡光(不思議少年)、横山祐香里(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)、夏目慎也(東京デスロック)。

チケットは、一般前売2,500円(予約・当日3,000円)、25歳以下前売2,000円(予約・当日2,500円)、高校生一律1,000円。イープラス劇団しようよでの取り扱い。

お問い合わせはフリンジシアタープロジェクト075-276-5779、劇団しようよgkd_444@yahoo.co.jpまで。


劇団しようよ 2018年本公演全国ツアー『パフ』

作・演出:大原渉平
音楽・演奏:吉見拓哉

【北九州公演】
日時:2018年11月3日(土:祝)18:00
        4日(日)14:00/18:00
        5日(月)19:00
会場:枝光本町商店街アイアンシアター(北九州市八幡東区枝光本町8-26)
料金:一般前売2,500円(予約・当日3,000円)
   25歳以下前売2,000円(予約・当日2,500円)
   高校生一律1,000円

【沖縄公演】
日程:2018年11月9日(金)~11日(日)
会場:アトリエ銘苅ベース(那覇市銘苅204)

【関連サイト】
劇団しようよ
劇団しようよ(Twitter)

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※情報は変わる場合がございます。正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

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